誹謗中傷の書き込みをしてしまったときの正しい対処法とは?誹謗中傷をしないための心構えも解説

誹謗中傷の書き込みをしてしまったときの正しい対処法とは?誹謗中傷をしないための心構えも解説 風評被害の基礎知識

SNSユーザーの爆発的な増加にともない、個人や特定のグループ、団体などに対する誹謗中傷が社会問題化しています。最近では新型コロナウイルスの感染拡大をはじめとした不安定な社会情勢の影響もあり、誹謗中傷問題はますます深刻化しているのが現状です。

しかし、その一方で、誹謗中傷をした加害者が贖罪意識をもつことも多く、正しい対処をすれば大きなトラブルに発展する前に収束させることも可能です。

そこで今回の記事では、万が一誹謗中傷の書き込みをした場合、どのような対処をすれば良いのか詳しく解説します。

誹謗中傷をするとどのようなリスクがある?

誹謗中傷をするとどのようなリスクがある?
そもそも誹謗中傷をした加害者は、どのようなリスクが考えられるのでしょうか。代表的な3つのケースを紹介します。

プラットフォーム側からの制限

個人や特定のグループなどを攻撃する悪質な誹謗中傷が繰り返されている場合、第三者からの通報またはプラットフォーム側の監視によって、アカウントに何らかの制限がかけられることがあります。

たとえばSNSや動画サイトの場合、一定期間にわたって新たなコメントの投稿や動画のアップロードができなくなったり、最悪の場合アカウントが削除されたりするケースもあるでしょう。

プラットフォーム側から制限されるきっかけ
  • 第三者からプラットフォームへの通報
  • プラットフォーム側の監視に引っ掛かる

名誉毀損や営業妨害として訴えられる

誹謗中傷を受けた被害者が、加害者に対して名誉毀損や営業妨害として訴えを起こすケースも増えています。当事者同士の話し合いによって和解が成立することもあれば、裁判にまで発展するおそれもあり、いずれにしても加害者に対しては厳しい制裁が与えられる可能性があります。

また、このようなことが明るみになれば、仕事や私生活においてもさまざまな影響が出ることが考えられるでしょう。

直接的な危害を加えられる

SNSや掲示板などは匿名で利用できるため、通常であれば加害者の氏名や住所など身元が割れる可能性は低いですが、何らかの方法によって加害者本人の身元が特定されるケースもあります。悪質な誹謗中傷の書き込みを繰り返していた場合、被害者が加害者に対して直接的な危害を与える可能性も否定できません。

誹謗中傷をした場合の正しい対処方法

誹謗中傷をした場合の正しい対処方法
誹謗中傷をしてしまう人は、軽い気持ちで書き込んでしまうケースも多く、なかには誹謗中傷にあたる可能性を認識していない人も少なくありません。しかし、書き込まれた本人にしてみれば、加害者の軽い気持ちとは裏腹に深刻な悩みとなるケースもあります。

もし、過去に「誹謗中傷にあたる書き込みをしてしまった」もしくは「誹謗中傷ととられかねない書き込みをしてしまった」という場合、トラブルに発展させないためにはどう対処すべきなのでしょうか。3つのポイントをもとに紹介します。

相手に対して謝罪する

SNSなどで特定の個人やグループ、団体などを名指しで誹謗中傷した場合には、まずは誠意をもって謝罪することが重要です。「一時的な感情のままに書き込んでしまった」「逆恨みをしてしまった」など、正直に自分の非を認めたうえで誠意をもって謝罪の意志を示すことによって、被害者も許してくれるケースは少なくありません。

ただし、このときに自分自身を正当化するような言い訳や、相手にも非があるような言い方をしてしまうと、被害者としては誠意を感じられずさらに事態が悪化してしまうこともあります。そのため、まずは冷静になって素直に謝罪の意志を伝えることが何よりも大切です。

書き込みを削除する

相手に対して謝罪の意志を伝えると同時に、該当の書き込みを削除しましょう。たとえば、「過去の書き込みは誰も見ていないから、そっと消しておくだけで十分だろう」と考える方もいるはずです。しかし、過去に書き込んだことは事実であり、SNSや掲示板などにはそのログが残っています。

万が一、被害者側が誹謗中傷への対策として弁護士などに相談していた場合、謝罪もなく書き込みを削除してしまうと誠意が見られないとして不利にはたらくことも考えられます。そのため、必ず相手に対して謝罪してから書き込みを削除することが重要です。

風評被害対策の専門業者へ相談する

過去に書き込んだSNSのアカウントを忘れてしまった、または相手のアカウントがすでに存在していない場合など、何らかの事情がある場合には風評被害対策を専門に扱っている業者へ相談してみましょう。

このような専門業者は、誹謗中傷を受けている被害者の依頼が多いと考えられがちですが、実は加害者側からの相談も可能です。

アカウントを忘れてしまったSNSや掲示板であっても、専門業者を介すことで解決の糸口が見つかる可能性もあります。

誹謗中傷をした場合の正しい対処方法まとめ
  • 相手に対して謝罪する
  • 書き込みを削除する
  • 風評被害対策の専門業者へ相談する

誹謗中傷をしないために大切な心構え

誹謗中傷をしないために大切な心構え
ストレスや不安が増大すると、第三者に対して攻撃的になることもあります。そのような意味では、誰しもが誹謗中傷の加害者になり得ると考えることもできるでしょう。

自分自身と意見が合わなかったり、全く反対の意見をもっていたりする人に対しては誰しもが反感を抱くものです。ストレスや不安の大きい環境下では、自分と意見が異なる人に対して攻撃的になることは決して不思議なことではありません。

一時的な感情で書き込まない

一時的な感情に身を任せて書き込んでしまうと、誹謗中傷の加害者になってしまうこともあります。自分自身が投げかける言葉によって、他人がどう感じるかを理解したうえで、実際に投稿する前に立ち止まって冷静に考えてみる必要があります。

誹謗中傷になる可能性を考える

つねに「これは誹謗中傷になるかもしれない」と考え、もし不安に感じる場合には時間をおいてから再度投稿内容を見てみるのもおすすめです。一定の時間をおくことによって冷静な目で見られるようになり、誹謗中傷の加害者になる前に一歩踏みとどまることができます。

誹謗中傷した場合のリスクを考える

自分自身の感情を抑制できる自信がない場合には、誹謗中傷をした場合のリスクをつねに頭の片隅に入れておくことが有効です。「もし名誉毀損で訴えられたら」「もし損害賠償を請求されたら」ということを意識していれば、安易な気持ちで誹謗中傷につながる投稿をすることも減るはずです。

誹謗中傷の基準に関しては「誹謗中傷にあたるのはどこから?具体例と合わせて分かりやすく解説」をご参照ください。

この記事の編集者

リスタート編集部

WEBマーケティング歴12年のエキスパートにお任せ

リスタート編集部ではネット上の誹謗中傷・風評被害でお悩みの方をサポートするためにコラムを公開しております。インターネットによる誹謗中傷は対策が難しく、また不特定多数の目に留まりやすい為イジメの原因になったり就職や入学への影響が出る可能性もあります。放っておくと被害が増える一方なので絶対に泣き寝入りしないでください。5ちゃんなどの掲示板、サジェスト、Google Mapsの口コミなど、どんなご相談内容でも承ります。相談料は無料です。

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