検索エンジンでネガティブなサジェストが表示されていると、検索したユーザーに悪い印象を与えかねません。では、サジェストにネガティブな単語が表示されてしまったらどのように対処すれば良いのでしょうか。
この記事では、YahooやGoogleのサジェストの表示の仕組みやサジェストの削除方法について解説していきます。削除できない場合の対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
サジェスト(検索候補)とは
検索エンジンで文字を入力した際に、キーワードを予測して表示する機能を目にした方も多いのではないでしょうか。これをサジェスト、または検索候補と呼びます。
例えば、Googleで「サジェスト」と打ち込むと、自動で「サジェスト 意味」、「サジェスト とは」などのキーワードが表示されます。これがサジェストであり、検索エンジン利用ユーザーが知りたい情報にたどり着くためのサポートをしてくれているのです。
では、そのサジェストはどのような仕組みで表示されているのでしょうか。ここでは、利用者が多いYahooやGoogleのサジェスト表示の仕組みについて解説していきます。ネガティブなサジェストがなぜ表示されてしまうのかを知るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
Yahooサジェストの表示の仕組み
Yahooで検索をかける際に、文字を入力している途中やキーワードを入力した後に関連ワードが上位検索として表示されます。Yahooではこの予測変換機能を入力候補機能と呼びます。
Yahooサジェストは基本的に、入力したキーワードと掛け合わせて一緒に検索されているキーワードが自動的に表示される仕組みです。しかし、YahooIDでログインしている場合は、過去の検索履歴などが反映されるケースもあります。
Yahooサジェストの更新頻度
Yahooのサジェストは基本的に毎日更新されますが、キーワードによっては頻度が異なる場合もあるようです。特に月曜日にサジェストの変化が起こりやすいとされています。サジェストの順位変動自体は毎日あるとしても、大きな変化が起こるのは月曜日になることが多いと覚えておくと良いでしょう。
Googleサジェストの表示の仕組み
Googleでは、予測変換機能をサジェスト機能、またはオートコンプリート機能と呼びます。出てくるキーワードは、入力した文字やキーワードと合わせて検索されやすい内容や関連性の高い内容を、機械的に収集・分析することでサジェストとして表示される仕組みです。
GoogleとYahooのサジェストの表示の仕組みに大きな違いはありませんが、GoogleとYahooで同じ文字やキーワードを入力しても、全く異なる予測変換になることもあります。
例えば、Googleで「冬」という言葉を入力すると検索の上位候補は「冬至」「冬アニメ」といったワードが表示されますが、Yahooで同じように検索してみると「冬ドラマ2022」「冬アニメ2021一覧」といったように表示されます。検索エンジンによってサジェストは異なることを覚えておきましょう。
ネガティブなサジェストが表示されることによるデメリット
サジェストはYahooやGoogleなどの検索エンジンを利用するユーザーが、より知りたい情報へ早くアクセスするために便利な機能であり、検索効率を高くしてくれる役割を果たします。
しかし、最近では「サジェスト汚染」などの問題も発生し、個人や企業の信頼に関わる大きなトラブルに発展する要因になっています。サジェスト汚染とは、個人や企業など特定のキーワードを入力した際にネガティブな内容がサジェストに表示されることです。
では、サジェスト汚染によって、個人や企業では具体的にどんなデメリットが生じるのか、詳しく見ていきましょう。
個人の場合
サジェストに個人の名前や関連するキーワードを入力した際に、逮捕歴や犯罪歴などのネガティブなサジェストが表示されると、就職や結婚といった人生の一大イベントに大きな影響が出る可能性があります。
例えば、過去の犯罪歴がサジェストとして表示される個人を、企業は雇ってくれません。また、結婚を考えていた相手から別れを切り出される可能性もあります。個人でもネガティブなサジェストが表示されることで、大きなデメリットが生じるのです。
企業の場合
個人よりも企業の方がサジェスト汚染が起きやすく、ネガティブなサジェストが表示されるデメリットも大きいです。
例えば、企業の名前を入力した際に、倒産や評判最悪といった内容が表示された場合、検索したユーザーはその時点でそれが事実かどうか判断できないにも関わらず、ネガティブなイメージが強く印象に残ります。そして結果的には後ろ向きな評判や噂につながってしまいます。
そして新入社員の採用を行っている時期であれば、社員が集まりにくくなる可能性もあります。また、取引先企業の関係者がこういったサジェストを目にした場合、信頼関係が崩れる要因になるリスクもあるでしょう。企業のサジェスト汚染は個人以上に大きな影響が出るため、発見した際には早めに対策をする必要があります。
Yahooサジェストの削除方法
Yahooのサジェストは公式ページから削除依頼を出すだけなので簡単です。しかし、必ず削除されるわけではないので、その点には注意しましょう。具体的なサジェストの削除の流れは下記の通りです。
- Yahooの「お問い合わせフォーム」にアクセスする
- YahooIDにログインする(IDを持っていない場合は新規登録)
- 「関連検索ワードの情報削除」を選択する
- 情報提供フォームに必要項目を入力(検索ページのURLや削除したいワードなど)
- 確認画面で入力内容をチェック
- 修正がなければ申請完了
削除されるまでに掛かる期間は大体一週間ほどです。一週間以上経っても対応してもらえない場合は、削除が不可能と判断されている可能性があります。その際には、公式ページからの削除依頼以外の方法を検討してみましょう。
また、Googleのサジェストを削除する方法が知りたい方は、「Googleサジェストを削除・非表示するには?削除方法と流れを紹介」のページをご参照ください。
YahooやGoogleに削除してもらえない場合は?
YahooやGoogleで削除依頼を出しても削除されない場合は、その他の対処法を実行しましょう。YahooやGoogleに削除してもらえないときの具体的な対処法は主に以下の2つになります。
- 弁護士に削除依頼を代行してもらう
- 風評被害対策専門会社に依頼する
それぞれの対処法について解説するので、見ていきましょう。
弁護士に削除依頼を代行してもらう
規模が大きなサジェスト汚染や法的に問題のある内容のサジェスト削除の場合、法律に基づく解決が必要になります。これは個人の知識や情報では解決できないケースがほとんどのため、法律の専門家である弁護士に相談し、削除依頼を代行してもらいましょう。
近年ではサジェスト削除以外にもインターネットに関連したトラブルが多発しており、こういった問題を専門に取り扱う弁護士も存在します。ネットのトラブルに精通した弁護士に依頼すれば、話もスムーズに進みやすいでしょう。しかし、弁護士に依頼する場合は、相談料や着手料、成功報酬など、依頼料金が高くなりがちなので気を付けてください。
風評被害対策専門会社に依頼
「いきなり弁護士に依頼するのは不安」、「もっと気軽に相談できるところが良い」という人もいるでしょう。そういった方におすすめなのが、風評被害対策専門会社です。現在では、ネットトラブルの拡大を背景に、風評被害対策を専門に取り扱う会社への依頼も増加傾向にあります。
ネットのトラブルに対してのプロが解決してくれるだけでなく、対処法なども教えてくれるため、今後の被害を軽減できる可能性も高いでしょう。無料相談が可能、着手金が0円など、依頼しやすい風評被害対策専門会社も多いので、まずは相談だけしたいという方にも良いです。
弁護士に依頼するメリット・デメリット
検索エンジンが削除依頼に応じてくれない場合の対処法として、弁護士への依頼を紹介しましたが、弁護士に依頼する方法にはメリットとデメリットが存在します。ここでは、弁護士にサジェスト削除依頼をするメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
弁護士に依頼する大きなメリットとして、万が一の際には法的措置が取れるという点が挙げられます。サジェスト汚染の原因が悪質なネット記事だった場合などは、記事の投稿者を特定して損害賠償請求などの法的措置を取ることが可能です。サジェストの対策だけでなく法的手段を必要としている場合には、弁護士への依頼がおすすめです。
また、法的手段までいかなくても、検索エンジン側へ削除依頼を出す際に弁護士を経由すれば申請が通りやすくなるでしょう。個人で申請を出すよりも確実なので、被害状況に応じた依頼をするようにしてください。
デメリット
メリットが多い一方、弁護士費用がかかってしまう、依頼内容の解決に至らなかった場合でもかかった費用が返ってこないなどのデメリットが存在します。
通常、弁護士にトラブルの解決を依頼すると、着手金・相談料・成功報酬が基本料金として発生します。加えて、法的措置を取るとなれば、裁判所費用や日当なども必要になるでしょう。
サジェスト削除依頼の相場はキーワード1つにつき3万円~5万円が相場で、削除件数や規模によって料金は更に高額になります。当然ですが、もしサジェストの削除に成功しなかったとしても、着手料や相談料は戻ってきません。こういったデメリットを考慮した上で、弁護士への依頼を検討しましょう。
風評被害対策専門会社に依頼するメリット・デメリット
風評被害対策専門会社は弁護士より手軽に依頼しやすいので、「まずは相談だけしたい」という人も多い傾向です。弁護士への依頼と同様に、風評被害対策専門会社にもメリット・デメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。
メリット
風評被害対策専門会社はネットトラブルのプロが対応をしてくれるため、解決までのスピードが速く、最短即日で解決してくれるケースもあります。
ネットトラブル全般に対処可能なので、悪質な記事が原因のサジェスト汚染の他にも、ネット掲示板が原因のサジェスト汚染や、ネガティブな印象の広がりにも適切な対応を提案し、実行してもらえます。専門会社は対処可能な範囲が広いといえるでしょう。
さらに、無料相談に対応している、着手金が0円で成功報酬のみという専門会社もあり、弁護士よりも気軽に相談しやすいでしょう。
デメリット
風評被害対策専門会社は、弁護士のような法的措置を取ることはできません。原因となった記事を運営している人物を名誉毀損で訴えたいなどの場合は、別で弁護士に相談することになるでしょう。
また、弁護士よりも料金が安いとはいえ、費用は必要になります。相談の際に費用についても確認するようにしてください。成功報酬のみの支払いの場合は、失敗した際に料金を支払う心配がないので、費用面が心配な方は、成功報酬のシステムをとる専門会社を探すのがおすすめです。
風評被害対策専門会社に依頼するならリスタート
そこでご紹介したいのがリスタートです。YahooやGoogleに表示されているサジェストを削除したい方、またまずは専門会社へ相談したい方は、ぜひリスタートにご相談ください。リスタートでは、個人から企業の依頼まで幅広い実績を有し、即日解決、ネット風評被害全般に対応、成功報酬型で着手金0円といった特徴があります。
最短即日で解決
リスタートは最短即日で解決できるほどのスピード解決を実現しています。情報の拡散が速いインターネットでは、スピーディな解決が求められるため、早期発見・早期対策を行うことで拡散を阻止できれば、風評被害や誹謗中傷被害を最小限に抑えられるでしょう。
ネット風評被害全般に対応可能
サジェスト汚染への対策だけではなく、掲示板への書き込み・ブログサイト・逆SEO対策・犯罪歴・逮捕歴・Googleマップの口コミなど、ネット風評被害全般に対応し、解決率97%の高い成功実績を有しています。ネットに関するトラブルにお悩みの方は、ぜひリスタートをご利用ください。
成果報酬型で着手金0円
リスタートは着手金0円の成果報酬型なので、トラブル解決に至った時点で料金が発生する形式です。初期費用がかからない、失敗した際には料金が発生しないなど、費用面でのリスクが少ないため、安心してご利用いただけます。
まとめ
そのため、問題が発生した場合はできるだけ早めに対策を行う必要があります。Yahooは公式ページから削除依頼を行うことができますが、全ての削除依頼に応じてもらえるわけではありません。
YahooやGoogleでネガティブなサジェストにお悩みの方は、ぜひリスタートにご相談ください。リスタートなら、ネガティブなサジェストを含めたネットトラブル全般に対応しております。